CASBEE(建築物総合環境性能評価)

CASBEE」(建築物総合環境性能評価システム)とは、建築物を環境性能効率:BEE(Building Environmental Efficiency)で評価し、5段階(S:素晴らしい、A:大変良い、B+:良い、B-:やや劣る、C:劣る)で格付けする手法です。

当社では、評価に必要な調査(現地調査、予測シミュレーション等)から評価及び認証取得まで承っております。

 

環境性能効率:BEEの算出方法

建築物の環境性能効率:BEEを、以下の様に算出します。

 BEE = (建築物の環境品質・性能Q) ÷ (建築物の環境負荷L)

環境品質・性能Q(Quality)は室内環境の良さ、耐用性などの品質に関連するのに対して、 環境負荷L(Load)は、外部への影響、省エネルギー、省資源に関連します。

評価項目

Q:建築物の環境品質・性能に含まれる評価項目で、当社が調査を行っているもの
評価項目 CASBEE-新築 CASBEE-既存
Q-1.
室内環境
1.音環境 1.1 騒音 ・暗騒音レベルの測定
 (竣工後)
・暗騒音レベルの測定
・等価騒音レベルの測定
1.2 遮音 ・開口部遮音性能測定
・遮音性能測定(D値)
・重量・軽量床衝撃音測定
 (L値)
・遮音性能測定(D値)
・重量・軽量床衝撃音測定
 (L値)
1.3 吸音
2.温熱環境 2.1 室温制御
2.2 湿度制御
2.3 空調方式
3.光・視環境 3.1 昼光利用 照度計による測定
3.2 グレア対策
3.3 照度 照度計による測定
3.4 照明制御
4.空気質環境 4.1 発生源対策 室内空気中化学物質
濃度測定
4.2 換気
4.3 運用管理
Q-2.
サービス性能
Q-3.
屋外環境
 ※ 灰色部は測定不要です。
LR:建築物の環境負荷低減性に含まれる評価項目で、当社が調査を行っているもの
評価項目 CASBEE-新築 CASBEE-既存
LR-1.
エネルギー
1.建築物の
  熱付加抑制
省エネ法で扱う性能基準(PAL値)を算出
2.自然エネル
  ギー利用
3.設備システムの
  高効率化
CEC値を算出
4.効率的運用
LR-2.
資源マテリアル
LR-3.
敷地外環境
1.大気汚染防止
2.騒音、振動、
  悪臭の防止
2.1 騒音 敷地境界線にて
騒音レベルを予測
敷地境界線における測定
2.2 振動 敷地境界線にて
振動レベルを予測
敷地境界線における測定
2.3 悪臭 臭気指数の予測 臭気指数の現地測定
3.風害、日照阻害
  の抑制
3.1 風害の抑制 ビル風のシミュレーションを行う。(*)
3.2 日照阻害の抑制
4.光害の抑制 反射光のシミュレーションを行う。(*)
5.温熱環境悪化
  の改善
流体数値シミュレーションによる影響予測。(*)
6.地域インフラへ
  の負荷抑制
 ※ 灰色部は測定不要です。
 ※ (*):必ずしも必要ではありません。
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