サッシの選定

マンション等の計画段階において、周辺の騒音(工場騒音、道路交通騒音、航空機騒音等)を調査することで、 目標となる室内騒音レベルより最適な遮音等級のサッシを選定することが出来、無駄に防音サッシを使用しなくてよい等 コストダウンを図れます。
また、購入者への説明のためのバックデータとすることも出来ます。

 

対象

・幹線道路や高速道路高架に近い場合。(交通騒音の影響)
・線路に近く、鉄道騒音の影響が懸念される場合。(鉄道騒音の影響)
・空港に近いく上空を航空機が飛行する場合。(航空機騒音の影響)
・近くに工場等の騒音を発生する施設がある場合。  etc.

※周辺状況により上層部の騒音レベルが高くなる場合があるため、
 高層マンション等は特に注意が必要です。

検討例1

1. 現地騒音の調査
    case1. 既存建物がある場合: 屋上などから測定を行います。
    case2. 更地の場合: クレーン車にて高さ方向における測定を行います。
クレーンによる高層階
の騒音測定状況
測定概略図
2. 調査結果をもとに騒音レベルを予測
    ・建物と周辺街区をモデル化します。
    ・調査結果をもとに、窓際の騒音と室内騒音の目標値から、サッシの
     遮音性能(JIS遮音等級にて)を決定します。
    ・騒音源のレベルが既知の場合は等騒音レベル曲線(コンター図)を
     作成します。
幹線道路に近い場所に計画された高層マンションの、段面方向の騒音コンター図です。
(周辺建物による遮音効果がわかります。)

検討例2

■駅前に計画されたマンション
  ・計画マンション及び駅舎・周辺建物をモデル化します。
  ・列車通過時の騒音分布を予測します。(マンション2階高さにて)
列車通過時の等価騒音レベルの騒音コンター図です。
(駅の反対側では騒音レベルが低くなっています。)
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